伊藤義徳研究室とは

当研究室では,認知行動療法の技術や理論を身につけることと,それに関わる基礎的なメカニズムを明らかにする研究を行うことをめざしています。認知行動理論の中でも,認知理論により重点を置き,人の認知的過程が行動や感情に及ぼす影響について検討しています。

例えば,認知療法の主要技法として認知再構成法があります。ですが,構成概念に過ぎない認知を「再構成」するとは,どういうことなのでしょうか。そうした素朴な疑問を出発点に,「腑に落ちる理解」のメカニズムを実証的に検討したりもしています。

また,近年注目されるマインドフルネスについても研究を行っています。マインドフルネスは,第3世代の認知行動療法と呼ばれる一連の技法の中核を担っています。また,マインドフルネスは,原始仏教における実践の中核を担う概念でもあります。マインドフルネスを真に理解し,役立てていくためにも,仏教の概念であるコンパッション(慈悲)やイクアニミティ(捨),シーラ(戒)などにも注目し,それらの実証的研究に力を注いでいます。

人の智は,理論や知識だけで構成されるのではありません。むしろ大部分は,体験による智に支えられています。当研究室では,勉強だけでなく,実践することも重視ししています。そのため,瞑想会なども行っています。

伊藤研究室には,たくさんの仲間がいます。仲間達と様々な体験をし,議論をたたかわせながら,世界に通じる新たな臨床心理学の創造をめざします。

2015年5月20日水曜日

平成27年度卒業研究デザイン発表会

5月16日(土)14:00より,H27年度の心理臨床科学コース卒業研究デザイン発表会が行われました。
本ゼミの4年次5名も発表しました。演題は以下の通りです(発表順)。

崎山さつき「自慈心の向上がマインドワンダリングの頻度とその後の気分に及ぼす影響」
宇江城奈美「社交不安傾向者に対するセルフコンパッション涵養プログラムにおける筆記を用いたワークの作成と効果の検討」
名嘉村愛里沙「感情喚起場面におけるイクアニミティの機能」
玉城和沙「反すうは思考の事実かを促進するのか」
重松 潤「マインドフルネス瞑想がワーキングメモリに与える影響」

みんな立派に発表しました。これから研究の中身をどんどん詰めていって下さい。
まずは,お疲れ様でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿